採用ブランディングと動画――求人票では伝わらない「自社らしさ」を資産に変える方法

公開日: 2026年9月18日

求人票に書けることは、職種・給与・勤務地・待遇といった「条件」だけです。しかし、求職者が本当に知りたいのは「この会社でどんな人たちと、どんな仕事をするのか」というリアルな空気感ではないでしょうか。採用ブランディングとは、その「自社らしさ」を言語化・可視化し、長期的な資産として積み上げていく取り組みです。

採用動画は、その採用ブランディングを一番素直に体現できるメディアです。現場の風景、社員の表情、職場の雰囲気――それらを組み合わせることで、求人票では伝わらない情報を求職者に届けることができます。福岡を拠点に全国対応している動画制作会社・スタジオナナでは、これまで採用・求人動画を数多く制作してきました。本記事では、その現場から得た知見をもとに、採用ブランディングと動画の関係を整理します。

「応募が来ない」「採用してもすぐ辞めてしまう」という悩みを抱える企業に向けて、動画をどう活用すれば「自社らしさ」が資産になるのかを、具体的にお伝えします。

求人票が伝えられないもの、動画が伝えられるもの

中小企業のオフィスや作業現場で、社員同士が自然に話し合っている場面。温かみのある自然光、ドキュメンタリーテイスト
イメージ:現場に根ざしたチームの対話が、採用ブランディングの核心となる

求人票のフォーマットは、どの会社も大きくは変わりません。給与・休日・福利厚生といった条件面は整理しやすい反面、「職場の空気」「チームの雰囲気」「どんな価値観で仕事をしているか」といった情報は、文字では表現しにくいのが現実です。

一方、動画には「その場にいるような感覚」を生み出す力があります。現場で働く人の表情、話し方、同僚との関係性――こうした情報は、映像を通じて初めて伝わります。採用ブランディングの観点から言えば、動画は「自社らしさ」をそのまま切り取る手段です。

条件面が似た企業が並んでいるとき、求職者の選択を分けるのは「この会社で働くイメージが持てるかどうか」です。動画でそのイメージを先に届けることができれば、応募の質そのものが変わってきます。

ミスマッチ離職を防ぐ「入社前に見せる」という発想

採用後に最も困ることの一つが、早期離職です。「こんなはずじゃなかった」「聞いていた仕事と違う」という声は、業種を問わず現場で起きています。スタジオナナの代表・藤井も、こうしたミスマッチが採用コスト・育成コストの両面で会社に与えるダメージを、複数のクライアントから聞いています。

この問題を根本から考えると、「入社前に現実を見せていない」ことに行き着きます。動画で職場の雰囲気や実際の仕事内容を見せておくことは、ミスマッチを事前に防ぐフィルタリングとして機能します。

「どんな人が働いているか」「どんな現場なのか」を動画で正直に伝えることで、入社後のギャップが減ります。覚悟を持って応募してくれた人材は、定着率も上がりやすくなります。採用動画は「応募を増やす」ためだけでなく、「辞めさせない」ための投資でもあるのです。

社員インタビューが採用ブランディングに効く理由

【福岡 採用動画】求人応募につながる社員インタビュー動画|平川燃料様 クロストーク制作実績

採用動画の構成はさまざまですが、スタジオナナの現場で特に反応が良かったのが「社員インタビューを中心にした構成」です。実際、先日の撮影では社員インタビューを軸に据えた採用動画を制作したところ、クライアントからも求職者側からも良い反応が得られました。撮影は半日で完了しています。

社員インタビューが効果的な理由は、「人を通して会社が見える」からです。代表者が会社の魅力を語る動画よりも、現場で働く社員が自分の言葉で話す姿の方が、求職者には響きます。採用ブランディングは「会社が発信する情報」ではなく、「そこで働く人が体現している文化」を伝えることです。社員の言葉はその証拠になります。

ただし、一点注意があります。インタビューが棒読みで「言わされている感」が出てしまうと、会社のブランドにむしろ悪影響を与えることもあります。映像の質が低い場合も同様です。「しっかりした映像を作っている=しっかりした企業」という印象は、採用においても無意識に機能しています。プロに依頼する価値は、こうした細部の品質にあります。

採用動画を「使い続ける資産」にするための考え方

採用動画は一度作って終わりではなく、長く使い続けることで資産になります。そのためには、制作前に「どう使うか」を考えておくことが重要です。

活用シーン動画で伝えられること
求人サイトへの掲載職場の雰囲気・仕事内容のリアル
会社説明会・面接前の視聴企業文化・社員の人柄
SNS・YouTube での発信認知拡大・興味を持った層への訴求
採用サイトのトップ動画会社の第一印象のコントロール

また、「社員が出演した動画は、その社員が退職したら使えなくなるのでは」という心配をされるクライアントは少なくありません。その場合、スタジオナナではモデルを社員役として起用することを提案しています。モデルを活用すれば、人事の変化に左右されず長期間使い続けられる動画になります。

採用動画を「消耗品」ではなく「資産」として設計する視点が、採用ブランディングの土台です。

実績から見えた「自社らしさ」の力

スタジオナナが制作した、ある私立学校の生徒募集動画では、翌年の新入生申込がかなり増えたとクライアントから喜んでいただきました。学校における生徒募集は、企業における採用と同じ構造です。「この学校に入りたい」と思ってもらうためには、学校の雰囲気・教育方針・そこにいる人たちを伝える必要があります。

その後、別の制作会社に乗り換えた時期もありましたが、うまくいかずスタジオナナに戻ってきてくださいました。担当者の方がずっとスタジオナナを支持し続けてくれていたとのことです。「映像の品質」と「信頼の継続」は、切り離せないものだと感じさせてくれる出来事でした。

制作会社を選ぶときに見落としがちなポイント

採用動画の制作会社を選ぶ際、ホームページだけでは実態が見えないことがあります。一見、法人として運営しているように見えても、実質的には1人社長でフリーランスと変わらない体制の会社もあります。

フリーランスが一概に悪いわけではありませんが、スタジオナナには「別の制作会社に依頼してうまくいかず、改めて相談に来た」というクライアントが複数います。ドタキャン・品質のばらつき・レスポンスの遅さといった問題が背景にあることが多いです。

採用動画は、会社の顔になるコンテンツです。依頼先が「ちゃんとした会社」であるかどうかは、仕上がりの品質だけでなく、制作プロセス全体の安心感にも関わります。

  1. 実績と継続性を確認する
    過去の制作事例を確認し、クライアントとの関係が継続しているかを見る。単発で終わっているケースが多い会社は要注意です。
  1. 納期の柔軟性を聞く
    スタジオナナでは最短1週間での納品対応ができたケースもあります。急ぎの案件にも対応できるかどうかは、事前に確認しておくポイントです。
  1. 法人としての体制を確認する
    ホームページの会社概要だけでなく、担当者・スタッフ体制・問い合わせへのレスポンスの速さで実態を判断することをおすすめします。

まとめ

採用動画の制作について、まずは現状の採用課題や予算感をお聞かせいただければ、スタジオナナより具体的なご提案をお送りします。お気軽にメールにてお問い合わせください。

よくある質問

社員が出演した採用動画は、退職後も使い続けられますか?

出演した社員が退職した場合、その動画を使いにくくなるというご心配は多くいただきます。その場合、スタジオナナではモデルを社員役として起用する方法をご提案しています。モデルを活用することで、人事の変化に左右されず長期間使い続けられる動画になります。

採用動画の制作にはどれくらいの期間がかかりますか?

ご予算や内容にもよりますが、できる限りお客様のご希望に沿う形で対応しています。スタジオナナでは、依頼から納品まで最短1週間で対応できたケースもあります。まずはご要望とスケジュールをお聞かせください。

求人票と採用動画は、どう使い分ければよいですか?

求人票は職種・給与・勤務条件といった「情報の整理」に向いています。採用動画は、その条件では伝えきれない職場の雰囲気・社員の人柄・仕事のリアルを補う役割を持ちます。両方をセットで使うことで、応募者が入社後のイメージを持ちやすくなり、ミスマッチの軽減につながります。

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